半ば勢いにまかせてｼﾆｶﾞﾐのeﾁｹｯﾄを予約してしまった私｡

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? ?開場30分前に着いてしまって外で待つ｡既に演者の友人らしき3人連れの男性がいる｡お､1人ｲｹｵｼﾞ?(こら) ｡女が1人で来てるぞって物珍しそうにちらっとこっちを見るので､爽やかに

｢こんにちは｡よろしくお願いします?｣

と軽く挨拶(何をよろしくなのか分からんけど?)｡

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　時間が近づくと続々と人が集まってきた?(ｽｹﾞｰ！そんな人気の演劇だったのｰ？人はﾊﾟﾗﾊﾟﾗなんだろうと甘く見てたわ)夫婦者や女友達同士､お着物のおじさまやその取り巻きらしきお姐様方も…(会場が寄席だから着物なのかな？まさかね)おひとり様はどうやら私だけっぽい｡全員知らない人だから全然気にしないけど?ﾏﾆｱなﾌﾘをして外観やﾎﾟｽﾀｰの写真なんか撮ってみる(ﾌﾞﾛｸﾞ用?)

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　時間になってﾄﾞｷﾄﾞｷしながらｽﾏﾎのeﾁｹｯﾄ画面を提示して､無事に入場｡すかさずｲｹｵｼﾞ様の後ろに座る(こら)｡そこにお着物の素敵な紳士が､取り巻きのお姐様達からｻｯと離れて

｢お隣空いてますか？｣

と私の隣の席に来た｡

｢はい??｣

とにっこり笑って頷く私?(職業病ね)｡?素敵な出会いの予感｡

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　いやそんなことよりｼﾆｶﾞﾐが楽しみすぎるわ?落語を演劇にするってどんな風にｱﾚﾝｼﾞされるんだろう？(ﾜｸﾜｸ?)小さな舞台で江戸の様子をどんなふうに表現するんだろ？(ﾜｸﾜｸ?)

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? ?おじさんｽﾀｯﾌの楽しい前説のあと､むさ苦しい小太りのｼﾞｬﾝﾊﾟｰ姿のｵｯｻﾝが出てきた｡大道具さん？………と思ったらﾅﾝﾄもう劇が始まっていた?

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? ?そこからは､笑いあり涙無しのｼﾞｪｯﾄｺｰｽﾀｰｽﾄｰﾘｰ?全く江戸と関係なく､おっさん3人(そのうち1人は｢西神さん｣という名の死神??)が駅のﾎｰﾑで電車に飛び込む飛び込まないの押し問答を終始展開するｺﾞﾘｺﾞﾘの現代劇だ?(一応命の大切さを謳っている話にはなっているけど､むしろそこしか原作を踏襲してないわ?)

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? ?意表を突いた作風ではあったが､これがまた役者さんの演技が上手いから許せちゃうのよ！｢劇団nem10(ﾈﾑﾃﾝ)｣って言ったかな？一流のお笑い芸人のｺﾝﾄ劇を間近で観ているようなﾃﾝﾎﾟ感と､圧倒的な演技力､それと発声?そして大胆な演出(笑) ！もう落語であったことなどどうでもよくなっちゃった?

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? ?終演後､出演の役者さんとお話出来て､その感動を熱く語ってしまった?ｼﾆｶﾞﾐ愛も?ﾎﾟｽﾀｰのおっさん(失礼?)とも握手できた?

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? ?ﾊｱ～なんていい1日だったんだろう?感性が研ぎ澄まされて､帰り道のいろんなところに感動したりほっこりしたりﾜｸﾜｸしたり優しくなったり?もっと演劇を観たくなったわ?

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? ?あ､そういえばあのお兄さん達はその後どうしたんだっけ｡一緒にあははと笑ったところまでは覚えているけど…｡あれだけ前半の文章に｢出会いの予感?｣とかなんとか含みを持たせたのに………結局なにも起こらなかったわ?

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……お後がよろしいようで?

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